個人でアプリ開発をするなら、最初は自分や身近な人が毎日困っていることを1つだけ解決する、画面が3つほどの小さなWebアプリから始めるのが現実的です。ここで扱うのはWebアプリです。以前は一人で作るにはプログラミングの独学が主な道でしたが、今はAIにコードを書いてもらいながら進める方法もあります。
一人で作れるアプリ、作りにくいアプリ
- 作りやすい:予約受付、家計や習慣の記録、サークルの出欠管理、趣味のコレクション管理など、画面が少なくルールがはっきりしたもの
- 作りやすい:特定の仕事や趣味に絞った計算ツールやチェックリスト
- 作りにくい:SNSやフリマのように、大勢の利用者がいないと成り立たないもの
- 作りにくい:お金や医療など、間違いが大きな問題につながる分野
一人で作る強みは、狭い分野の困りごとを深く知っていることです。大きな会社が手を出さない小さな需要こそ、個人開発に向いています。
かかる時間と費用の目安
独学でプログラミングから始める場合、最初のアプリが動くまでに数週間から数か月かかるのが普通です。お金はあまりかかりませんが、時間がいちばんの費用になります。
AIを使う場合は最初の形が短い時間でできることが多い代わりに、ツールの月額料金がかかります。VibeDreamの料金は料金ページで確認できます。外注した場合との比べ方は、英語の記事hire an app developer or build it yourselfでまとめています。
AIを使った個人開発の進め方
- 困りごとを一文で書く:「釣りの記録を、場所と魚の種類で振り返りたい」
- 画面とデータを書き出す:記録の入力、一覧、場所ごとの集計
- AIに最初の形を作ってもらい、自分で毎日使ってみる
- 使いにくいところを1つずつ直す
- 身近な人に使ってもらい、感想を聞く
VibeDreamでは、New Projectを押して次のような文章を送ります。画面は現在英語ですが、日本語のプロンプトで問題ありません。
趣味の釣りの記録をつけるWebアプリを作ってください。
画面は「記録する」「記録の一覧」「場所ごとの集計」の3つです。
記録には日付、場所、魚の種類、大きさ(cm)、天気、ひとことメモを入れます。
一覧は新しい順に並べ、魚の種類で絞り込めるようにしてください。
集計では、場所ごとの釣れた数と最大サイズを表にしてください。
スマホで片手で入力しやすいように、大きなボタンにしてください。
文言はすべて日本語にしてください。
個人アプリ開発は儲からないと言われる理由
個人開発のアプリでまとまった収入を得られる人は、ごく一部です。理由ははっきりしていて、作ることより、知ってもらうことと使い続けてもらうことの方がずっと難しいからです。副業として考えるなら、最初から収益を目標にするより、次のような順番で考える方が現実的です。
- まず自分が毎日使うものを作る。自分が使わないアプリは、他人にも使われにくいものです
- 次に、同じ困りごとを持つ人が10人いるかを確かめる
- 使ってくれる人が増えてから、お金をいただく仕組みを考える
決済を受け付ける場合は、自分のStripeアカウントをアプリにつなぎます。ログインとデータベースは、チャットの下のAdd loginやAdd databaseをタップするだけで使えます。ワンタップの決済機能は現在準備中です。小さく試す考え方は、英語の記事What is an MVPが参考になります。
一人で続けるためのコツ
- 機能を足す前に、今ある機能を自分で1週間使い続けてみる
- 1回に1つだけ直し、直したら必ず動かして確かめる
- 決めたルールや、AIに変えてほしくないことをメモに残しておく
- 完成度より公開を優先する。Put it onlineを押せば1〜3分ほどで名前.vibedreams.ai のアドレスで公開でき、直した内容はUpdate itを押したときに反映されます
- コードはZIPでダウンロードするかGitHubに同期して、手元にも残しておく
AIに頼む作り方の基本はバイブコーディングとはで、アプリ作り全体の流れはアプリの作り方で説明しています。