Base44とは、作りたいアプリをチャットで説明すると、画面、データベースのテーブル、ログイン機能まで用意して公開してくれるAIアプリビルダーです。2025年6月18日にWixが買収を発表し、現在はWixのグループの一員として運営されています。料金は年払いで月16ドルのStarterから始まり、社内の管理ツールを素早く作る用途に強い一方、作ったアプリを別のサーバーへ移しにくい点が弱みです。このページの料金や仕様は、Base44の公式サイトとドキュメントを2026年10月に確認した内容です。料金は変わることがあるので、契約前に公式ページも見てください。
Base44でできること
- チャットでアプリを説明すると、画面とデータベースのテーブル、サインイン画面、ユーザー管理が最初から用意されます。
- Dataビューでレコードを検索、絞り込み、編集でき、CSVの取り込みもできます。
- テーブルごとに読み取りと書き込みのルールを設定でき、行レベルのセキュリティに問題がありそうな場合は警告が表示されます。
- 有料プランではアプリ内でコードを編集でき、Builder以上ではGitHubとの双方向同期が使えます。
- 作れるのはWebアプリで、App Storeに出すネイティブアプリは対象外です。
Base44の料金プラン
Base44の料金は5段階です。表示されている月額は年払いの場合で、Base44は年払いで20%お得としているため、月払いはおおよそ20ドル、50ドル、100ドル、200ドルになります。
- Free:0ドル。メッセージクレジット月25、インテグレーションクレジット月100、アプリは5個まで。独自ドメインとアプリ内のコード編集は使えません。
- Starter:月16ドル。メッセージ100、インテグレーション2,000、アプリ数の上限なし、独自ドメイン、コード編集。
- Builder:月40ドル。メッセージ250、インテグレーション10,000、AIモデルの選択、GitHub連携。
- Pro:月80ドル。メッセージ500、インテグレーション20,000、ベータ機能の先行利用。
- Elite:月160ドル。メッセージ1,200、インテグレーション50,000、優先サポート。社内アカウントでのシングルサインオンはElite以上です。
注意したいのは、クレジットが2種類あることです。メッセージクレジットはAIにアプリを作ったり直したりしてもらうたびに使い、大きな変更ほど多く減ります。インテグレーションクレジットは、公開したアプリがメール送信やAI呼び出しなどの組み込みサービスを使うたびに減るので、あなたが編集しない日でも利用者の操作で消費されます。プランごとの細かな比較は英語のBase44 pricingにまとめています。
Base44の評判:向いている人と注意点
- 向いている用途:社内の顧客管理表や在庫リストなど、ログインとデータ管理が必要な業務ツールをすぐに用意したい場合。最初のメッセージからテーブルとサインインがそろうのは大きな強みです。
- 注意点1:Freeの25メッセージは試用向きで、細かな修正を始めるとすぐになくなります。
- 注意点2:GitHubに同期したコードもBase44のバックエンドを前提に動くため、Base44の外で動かすにはバックエンドを作り直す必要があります。データはテーブルごとのCSVで書き出します。
- 注意点3:ホームページだけが目的なら、テンプレートやデザインの自由度が高いホームページ作成サービスのほうが合うことが多いです。
ユーザー像ごとの詳しい評価は英語のBase44 reviewで紹介しています。
Base44の代替ツールの選び方
代替ツールを選ぶときは、作ったアプリをどこまで自分のものとして持ち出したいかで考えると決めやすくなります。
- 表計算ソフトのデータを見せるポータルや一覧なら、SoftrやGlideのようなノーコードツール。
- Base44に近い使い心地で、コードをGitHubに置きたいならLovableなど。
- 自分でコードを書くならReplitやAIコードエディタ。ReplitについてはReplitとはで紹介しています。
- どこでも動くコードとして受け取りたいなら、VibeDreamのようにReactとFastAPIのコード一式を書き出せるツール。
代替ツールの詳しい比較は英語のBase44 alternativesにあります。ノーコードとAIの違いから整理したい場合はノーコードでアプリ開発も参考になります。
VibeDreamとの違い
VibeDreamは私たちが運営しているサービスなので、その前提で読んでください。VibeDreamもチャットからWebアプリを作り、ライブプレビューを表示しますが、バックエンドの考え方が逆です。アプリはReactとFastAPIで書かれ、Codeタブですべてのファイルを読めて、ZIPでダウンロードしたりGitHubに同期したりして、ほかのサーバーでも動かせます。Phaserを使ったブラウザゲームも作れます。
一方で、Base44のほうが優れている点もあります。Base44は最初からログインやユーザー一覧、データ画面がそろいます。VibeDreamのログインとデータベースもワンタップで使えますが、ワンタップの決済機能は現在準備中です。料金もVibeDreamのほうが高く、0ドルのプランはなく、月49ドルで60クレジットのAll Access Miniからです。公開は1回5クレジットで、ホスティングは含まれます。詳しくは料金ページをご覧ください。