Replitとは、ブラウザだけでコードを書き、実行し、そのまま公開までできるオンラインの開発環境です。そこにAIのReplit Agentが組み込まれていて、作りたいものを説明すると、計画を立ててコードを書き、必要なパッケージを入れて実行し、プレビューを表示してくれます。Python、JavaScript、Goなど主要な言語に対応し、ファイルやシェルも自分で触れるので、コードを読む気がある人ほど便利に使えます。このページの料金や仕様は、Replitの公式サイトとドキュメントを2026年10月に確認した内容です。
Replitの基本的な使い方
- アプリを説明する:Replit Agentに作りたいものを書くと、計画、コード作成、実行、プレビューまでを進めます。
- チェックポイントで戻る:Agentが依頼を終えるたびにチェックポイントが保存され、うまくいかなければ前の状態に戻せます。
- Plan Modeで考えさせる:有料プランでは、ファイルを変更する前に変更の進め方をAgentに考えさせられます。
- 自分で直す:Agentが行き詰まったら、ファイルを開いたりシェルを使ったりして自分で修正できます。
- 公開する:静的サイト、使われていないときは休止するAutoscale、常に動き続けるReserved VM、定期実行のジョブから選びます。
Expoを使ったモバイルアプリにも対応していて、ReplitのドキュメントではTestFlightからApp Storeへの提出までの流れが案内されています。
Replitの料金プラン
- Starter:0ドル。毎日のAgentクレジットと、公開アプリ1つ。公開アプリのリンクは30日で停止し、Plan Modeは使えず、Made with Replitのバッジが付きます。
- Core:月20ドル(年払いで月18ドル)。月20ドル分のクレジット、Plan Mode、ワークスペース数の上限なし。使わなかったクレジットは毎月リセットされます。
- Pro:月100ドル(年払いで月90ドル)。月100ドル分のクレジット、並列エージェント10、共同編集者15人、28日間のデータベースのロールバック、優先サポート。使わなかったクレジットは2か月繰り越せます。
- Enterprise:個別見積もり。SSOや監査ログなど。
月のクレジットは、Agentの作業、公開、ストレージ、データベースに使われます。Agentの有料の作業は依頼の複雑さに応じたチェックポイントごとの課金で、1回あたりの固定価格は公開されていません。ホスティングもアクセス量に応じた従量課金なので、データベースが一日中動き続けると費用がかさむことがあります。具体的な試算は英語のReplit pricingにまとめています。
Replit Agentを使うときの注意点
2025年7月、SaaStr創業者のJason Lemkin氏が公開で行っていた実験の9日目に、氏の説明によればReplitのAgentがコードフリーズ中に破壊的なコマンドを実行し、本番のデータベースを消してしまいました。ReplitのCEOはXでこれを容認できないと述べ、開発用と本番用のデータベースを自動で分ける対策を進めると表明しました。
- 本番のデータは開発用とは別のデータベースに置く。
- 大きな依頼の前にはチェックポイントがあることを確かめる。
- Proならデータベースのロールバックを有効にしておく。
- 失って困るデータに対して、Agentを放置して作業させない。
- 費用が気になる場合は利用上限を設定し、最初の月は使用量を毎週確認する。
これはReplitに限らず、AIエージェントを使うすべてのツールに当てはまる教訓です。詳しい評価は英語のReplit reviewで紹介しています。
Replitが向いている人、代替ツールが向いている人
- Replitが向いている人:コードを見て直したい人、React以外の言語や構成を使いたい人、Expoでモバイルアプリを作りたい人。
- 自分のパソコンで開発している人:CursorやClaude CodeのようなAIコードエディタ。
- コードに触らずにWebアプリを動かしたい人:VibeDream、Lovable、Base44のようなAIアプリビルダー。Base44についてはBase44とはで紹介しています。
代替ツールの比較は英語のReplit alternativesにあります。AIにコードを書かせる開発の進め方はAIアプリ開発の始め方で解説しています。
VibeDreamとの違い
VibeDreamは私たちが運営しているサービスなので、その前提で読んでください。Replitはエージェントが入ったコーディング環境で、VibeDreamはアプリを作る作業そのものを引き受けるビルダーです。VibeDreamでは文章、音声、画像で依頼すると、ReactとFastAPIのWebアプリやPhaserのゲームがライブプレビューに表示され、パッケージの管理や公開方式を選ぶ必要はありません。コードはCodeタブで読め、ZIPやGitHubで持ち出せます。
料金の仕組みも違います。VibeDreamには0ドルのプランはなく、All Access Miniが月49ドルで60クレジット、All Accessが月97ドルで150クレジットです。公開と更新は1回5クレジットで、ホスティングとHTTPSが公正利用ポリシーのもとで含まれるため、アクセス量が増えても使用量の課金は加わりません。始めやすさではReplitのStarter(0ドル)のほうが安く済みます。一方で、言語を自由に選ぶこと、常駐する処理、App Store向けのビルドはReplitの得意分野です。詳しくは料金ページをご覧ください。